特別支援学校・特別支援学級の知っておいたほうがいいこと その②

合理的配慮って①?

合理的配慮って最近聞くようになってきたと思います。現場の先生だと、個別の教育支援計画に合理的配慮について記入することがあるのではないでしょうか。

でも合理的配慮って何ですか?と聞かれたときに答えることができるでしょうか。

合理的配慮と個別の支援との違いは?

基礎的環境の整備とは?

私もいろいろと疑問が出てきたので、書き出してみたいと思います。

TEENSさんのサイトがわかりやすかったので下の図表を引用しています。

引用元【図表でわかる!】発達障害 × 合理的配慮 |「タブレットの利用はズルい」? 合理的配慮を”不平等”だと感じる人へ

目的をはっきりさせることが大事。

野球を見ることが目的だった時に、椅子や箱などを持ってきて小さい子が見えるところへ移動しませんか?。配慮云々考えず、おそらく皆さん自然にしていることだと思います。

目的を達成するために、同じ土俵に上げる。

一方、見えているのであれば、一番小さい子に箱は3個も4個はいらないでしょう。また、もしかすると、最初から見えている可能性もあります。どんな配慮が必要なのか、目的と照らし合わせて本人に聞くことが大事(本人の意思の確認)だと思います。

今、教育現場でICTを活用した取り組みが進んでいます。

一人一台タブレット端末が配布されて、学習が進んでいる中、タブレット端末を活用した合理的配慮は行いやすい環境になっているといえます。つまり上の図でいうと箱や椅子を出せる状態になっているということです。

以前であれば、読み書きが苦手な子供にタブレット端末を使って学習をさせようと考えたときに、周りの子供との差を考えてしまってなかなか実践できなかったところがあるのでいかと思います。

〇板書を書き写すことが苦手な子供がいたときに、タブレット端末で黒板の写真を撮ってそれを手元で 見ながら書き写すという支援

〇タブレット端末のソフトを活用して、教科書を読み上げてもらう支援

など、そういった支援が行いやすくなったと思います。それは、合理的配慮の基礎となる整備(基礎的環境の整備)にあたる部分:全員にタブレット端末がいきわたるようになったことがポイントだと思います。

タブレット端末が全員に生き渡っていない時代には、タブレット端末を教室内で一人、二人使うことに、担任の先生や保護者の人の中には、「特別扱いになるからさせたくないと思っている人もいた」と思います。また、当事者も周りのみんなが使っていないし、私だけ使いにくい…という思いもありました。

そこへ、タブレット端末を一人一台配布し、活用をしていく時代がやってきました。眼鏡と同じように、あるのが当たり前になってくれば、それを活用した配慮も行いやすくなってきます。

合理的配慮は名前を聞くととても難しそうに感じてきますが、

今の環境でできる、(学校の教材・教具・人材など)

目的を達成するために(授業の目的)

必要な配慮

を考えていくことになると思います。当事者と一緒に考えていきましょう。その配慮が今後の彼らの人生をより豊かにすることにつながっていくように。

うーんまとまっていないなぁ

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